噴火湾の名づけ親 
もうひとつの顔 W.R.ブロートンを追って…

噴火湾の名づけ親 挿絵6

 翌年(よくねん)の2度目(どめ)の航海は、難航(なんこう)を極(きわ)めました。 2隻(せき)の船でいざ北へ、という矢先(やさき)に本船が今の沖縄県宮古島(おきなわけんみやこじま)近くのサンゴ礁(しょう)の浅瀬(あさせ)で、座礁(ざしょう)したのです。

 一行は、泣(な)く泣(な)く船を諦(あきら)め、付き添(そ)っていた小さな船に乗(の)り換(か)えました。

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