★まえがき |
| 前回の巡礼の旅から既に2ヶ月が経ち、ニートにも関わらず、新店舗の設計や準備などで気持ち的にも追われる毎日、
聖地巡礼の旅を考える余裕すらなかった。
前回の聖地巡礼の旅(1)の最後に”第二の聖地へ”と締めくくったのだが、その時思っていた聖地と、旅を終えた時の聖地が変わっていたことを付け加えておく。
|
|
1.2006年6月28日 18時 |
| ここはJR北海道滝川駅近く、食○園という焼肉店の玄関前。
この焼肉店はモー娘。のメンバーである藤○美貴さんの叔父様が経営する店なのである。
まさにこれから、3人のファンと共に入店する・・・・
|
|
2.2006年6月28日 8時 |
| 早朝 8時室蘭を出発した。 眠たいが札幌10時にファンの方と待合わせなのだから致し方ない。
室蘭、白老、苫小牧、千歳と太平洋沿岸独特の濃霧が発生し、
高速道路なのに飛ばせない。 天候も優れない、やっぱり普段の行いかぁ(笑)
札幌に着いたのは30分前だったが、待合わせ場所のスーパーに着いたのは10時少し前、いつも通り迷ってしまった(汗)
10時、同行してくれるファンの方達が白い高級車で到着した。
TO氏=前回の巡礼の旅で登場した、
師匠と言うべき、情報の達人。 | 推し☆よっすぃ(吉沢) |
TA氏=ネットより現場第一主義、本州へも遠征することも厭(いと)わない。 | 推し☆なっち(安倍) |
KI氏=サッカー、馬など多趣味、近々、仕事の為本州へ。 | 推し☆ごっちん(後藤) |
当初の予定では、TO氏と二人だけだったが、TA氏、
KI氏も同行してもらえるようになり
結局、4人で巡礼の旅に出ることになっていた。
クルマから下り再会の握手、これからの旅のスケジュールを練る。 クルマはTA氏の白い高級車で行くことに。
巡礼スケジュールを決めるにあたり、私の我侭を聞いてもらった。 それは ”室蘭味の○王の聖地” というべき所に寄ってもらうこと。
そこは美唄市の茶知内という町にある、
ヤキトリ屋○船という店で、今はラーメンも食べれる店。 その店主は室蘭の輪西で 「味の○王1号店」 を開店させた方なのだ。
自分として行かねばならない、時間が惜しい、さあ札幌を出発!
|
|
3.味の○王の聖地へ |
| 道央自動車道で美唄インターを下り、茶知内へ、しかし、私はそこへ一度も行ったことはない。
11時 12号線沿いをノロノロ運転で探す・・あったぁ、ラーメンの旗、しかし店舗がない(笑)
神社の奥の方に、店舗らしき物が見える。 クルマを店に横付し、入店、店主の奥様が”良く来たね”と歓迎してくれた。
皆揃って、カレーラーメンを注文、店主はヤキトリの肉の買出しに行っているらしい。
店舗は10人ほどしか入らず、小さい店であるが、なんと、店主が基礎から内装まですべて自分で作ったのだから凄いものだぁ。
そうこうしていると、店主が買出しから戻り、挨拶、ファンの方々を紹介した。 私自身、新店舗を設計するにあたって、
味の○王の師匠である、店主にいろいろ相談したかったのである。 ラーメンを食べる合間、ラーメンの極意を・・、
すると、TO氏が熱烈に語り始めた。 彼は九州出身で地元のラーメンもさることながら、全国のラーメンを食べ歩く、
ラーメン通であったのだぁ・・ラーメン屋の私より詳しかったりします(汗)
皆が空腹を満たし、先を急ぐ旅なので別れを惜しみながら、本題の聖地巡礼の旅に向かう。
|
|
4.聖地巡礼の前に・・ |
| 私は北海道に住んでいながら、このへんの道は分からないといおうか、室蘭しか分からない(爆)、
面白いことに本州の人の方が詳しいケースが多々あるものです。
ドライバーのTA氏とTO氏、
KI氏は、これからの進む道を話合っている。
あとはファンの方にお任せ ”僕を聖地に連れてってぇ”お願い(笑)
相談の結果、少し戻り富良野を通ることに決まった。 また道央高速に乗り、三笠インターまで、あとは国道で桂沢湖をぬけ、
曲りくねった道を通いなれたようにハイスピードで飛ばす、TA氏。
いつもニコニコと大人しいTA氏だが、ハンドル捌きは只者ではない!
後ろに乗っていても恐かった(笑)。
TA氏が初めて来店したのは、4、5年前のこと。
なっちファンであった彼は、室蘭に何度も来ていて、知らずに入った店が「味の○王」だったという、
なんか、不思議な縁で繋がっていることを感じる。
クルマは猛スピードのお陰で、短時間で富良野へ到着、私が富良野へもあまり来た事がないということで、
ラベンダーで有名な”富○ファーム”を案内してくれた。 ここは有名なとこらしく、
平日にも関わらず、自家用車と観光バスで駐車場は埋め尽くされている。 生憎、ラベンダーは時期早々だったが、
綺麗な花で埋め尽くされて、観光客が記念撮影をしている。
聞こえてくる話し声・・意味不明、中国語かぁ?日本人だと思ったら、中国系の外人さんでした。
富良野は全国でも知られた土地柄だとは知っていたが、既にインターナショナルになっていたのですね〜、
TO氏は、ラーメンにも詳しいが、また富良野も詳しいぃ、富良野で生活したこともあるし、
富○ファームの歴史まで・・とても九州人とは思えない、とも言えるし、私が無知な店長だとも言えます(汗)
天候は昼からの雨が降りそうな天候から、晴れ間が顔を覗かせる気配だが、一進一退を繰り返す、
雨さえ降らなければと祈りつつ・・これから美瑛に行くのだから・・
|
|
5.まさしくここが聖地 |
| まえがきに記したが、第二の聖地と言うよりも、モー娘。ファンの本当の聖地とは、ここだと実感させられることになる。
実は、聖地巡礼の旅は1週間前に予定されていたが、悪天候の為1週間延した経過がある。
TO氏は是非ともPV「ふるさと」のロケ地である美瑛に
連れていきたいということで、わざわざDVDを送ってくれ、順延になった1週間、私はそれを見続けていたのである。
それまで私はPV「ふるさと」を見たことがなかった(汗)。
我が店に来る本州のファンはこぞって 「美瑛行ってきました」 「これから行きます」 などと言い、
PVの事を知っていたものの・・。
PV「ふるさと」は、なっちがボーカルだったんですね〜(大汗)
白いTA氏の高級車は、富良野から北へ進み、美瑛に入った。 クルマにはDVDプレイヤーが搭載されており、
PV「ふるさと」を上映しながら・・巡礼にはDVDが必需品です(笑)
巡礼一番目は、美馬牛小学校、かおりんの石碑、市井さんのグランド、この小学校は観光化されていて駐車場まで完備している。
次に美馬牛駅、なっちとホーム、石黒さんと線路、なっちと・・、
TO氏は、撮影場所からカメラのアングルまで事細かく説明してくれ、なかなか分析の鋭さには驚かされる。
次から次とロケ地を周る、瑠辺蘂神社、ブランコ(消滅)、ゆうちゃんの赤い橋、圭ちゃんのプール、矢口さんの道・・DVDの映像と重なる。
矢口さんが映っている道は、丘と空と木と道しかない。 目印などは何もないのに、よく探し当てたことに感心させられる。
TO氏はこの道を探す為、何度もバイクで丘を探し回り
偶然、振り向いたら道があったというのだから、正にその根性がそうさせたのであろう。
そして、美瑛駅。 ふるさとを撮影したのは7年前、現在は当時と様変わり、観光地化されて町は整備され、駅周辺も映像とはまるで変わっていた。
駅のアナウンスは当然、日本語だが、それに英語、中国語・・案内板にはハングル語も、富良野と同様に道内屈指の国際的な街になっている。
美瑛での聖地巡礼の旅、最後は、PV「ふるさと」で7人の娘。が立つ、
メインタイトルバックになっていて 「親子の木」 がある丘である。
丘で有名な美瑛を象徴するところ、回りは緑の丘が幾重にも連なり、遠くには十勝岳、旭岳を望み、北海道という名のイメージをここが持つ。
空は青空でないものの、雲が風の意にまかせ、ゆらゆらと流れ、いつもまにか雲の隙間から光の柱を差す、なんと素晴らしい風景だろう。
この大地で、当時の娘。7人はどんな気持ちで撮影に挑んだのか、ふと、思いを馳せる・・
あるファンサイトでロケ地を訪ね、写っている娘。と同じポーズで自分が写真に収まるのを見た事があるが、同じ場所で同じポーズをすることによって
少しでも、娘。達の気持ちに近づきたいという願望があったに違いない。 でも、自分がそれをする勇気はなかった(爆)
この聖地も例外ではなく、当時、砂利道がアスファルトと変り、時の変遷というものを感じさせる。
名残り惜しさを抱きながらもこの丘を下りることに・・その丘にいる時は分からなかったが、帰り際、対面する丘から見ると、
三本の 「親子の木」 が寄り添うように並んで立っていた。
|
|
6.第二の聖地「滝川」 |
| 冒頭で述べたが、当初第二の聖地としていたのが、滝川であった。
最近、北海道に来られるファンは皆、札幌のナイトインと並んで必ず訪れる巡礼コースであるため、そう決めていたのだが、
モー娘。ファンとしての真の聖地が、美瑛であることを悟ったのだ。
しかしながら現在の聖地としての滝川、やはり行かずにはいられない。
国道38号線を滝川に向けてクルマを走らせる。 赤平、芦別を抜けて滝川市街へ到着。 時間は17時過ぎ、
この時期は17時といってもまだまだ、明るく太陽が燦々と照りつける。
藤○美貴さんの叔父様が経営する食○園へ行く前に、
藤○家ご用達のお菓子屋で、”モンモオ”を買う。これは初耳、知らなかった・・。
あまりにもお腹が空いていた私は、思わず、袋から取り出し食べていたら、TO氏、
TA氏、KI氏に笑われた
・・子供のようだと思われたに違いない(泣)
クルマを滝川駅に走らせ、右を進んだところに、食○園が現れた。
巡礼シリーズ(1)での聖地、こ○ちゃんのお父様には何度もお会いしていたが、藤○美貴さんの叔父様には初対面。
私の年にもなれば、手ぶらでは行けない。 前日、室蘭のお土産を買うことにした。
お土産の定番は”わかさいも”であるが、ちょっと遠くにある”草太郎”を買ってしまった・・知らず知らずのうちにファンになっている自分が恐い(笑)
藤○美貴さんの叔父様については、昨年こんなエピソードがあった。
店に来たあるファンの方が今晩、滝川に行くというので、
以前作ったメモリアルカードを叔父様に渡して欲しいと頼んだことがあった。
数日後、そのファンからメールが来て 「味の○王のこと、知らなかったようです」と・・ファンの方が行き来するので当然知っていると思ってたのにぃ・・ガーン!
そのファンの方は、なっち縁のラーメン屋だということを教えてあげたという。
|
|
7.いざ、食○園へ |
| 18時 今、まさにこれから、3人のファンと共に入店する・・・・草太郎も持って!
ファンの後ろに付いて、暖簾をくぐる。 カウンター越しに小柄な男性と厨房奥に同年代の女性がいた。
TO氏は先頭を切って 「どうもご無沙汰していました」 と、
常連のように叔父様と会話している。
何しろ、TO氏は美瑛も詳しいが食○園も初期に行ったファンの中の1人だというのだから、凄い!
続けざまに、私が室蘭のラーメン屋であることを伝えご挨拶させていただいた。
すると、叔父様は、 「お店は取り壊しになっているんですよね」 と、意外にも我が店のことを知っててびっくり。
ファンの方が叔父様に話してくれいたことを知り、そのファンの方に感謝です、ありがとう!
4人は小上りに座り、美味しい焼肉に舌鼓、焼肉なんて何年ぶりだろうか、ライス2杯も食べてしまった(笑)
一段落ついた頃、藤○美貴さんの叔父様、叔母様が小上りに来てくださり、
いろいろな話しをしてくださった。 小さい頃キャンプに行った話など、レアなお話しもあり、ここには書けないよう話も・・、
おまけに藤○美貴さんに関係ない町内会の話まで、叔父様の喋りは止まらない。
ほんと、気さくで人の良さそうな叔父様、叔母様でした。
それが21時を回っても、叔父様の話は止まらない、
TO氏は 「もうこんな時間になったので」 と切り出して、叔父様、
叔母様に別れの挨拶を交わし、食○園を後にしたのである。
札幌へ戻るさなか、ふと、叔父様、叔母様を通して、
藤○美貴さんの人柄が感じられたのは私だけではないだろうと・・。
|
|
8.札幌での別れ |
| 滝川インターから道央に乗り、あとは札幌へまっしぐら、朝早くからの巡礼の旅で疲れたのか、
TO氏、KI氏がコクリコクリと、だが、
ドライバーのTA氏は一日中の運転にも関わらず、
快調にクルマを走らせる。
札幌に入り、KI氏の自宅へ、KI氏はもう時期、
仕事のため愛知県に旅立つ。 愛知だと、娘。に会えるからとニコニコと。 そのあと待ち合わせした駐車場で
TO氏とTA氏と別れの挨拶と再会を誓った。
|
|
9.聖地とは |
| 今回の旅で、モー娘。の聖地つまり原点は、まさしく美瑛だということを実感した。
ファンが何度も足を運ぶ、美瑛。 PV「ふるさと」には彼女等のおかあさんが出演されて、
娘としての自然の表情が映し出されている。
母なる大地としての美瑛。 辛いことがあっても悲しいことでもすべて受入れてくれる母、
その意味でも、PV「ふるさと」とは、
モー娘。ファンにとって忘れることができない、永遠の名作なのだ。
また同時にファンのみならず、自分の原点に帰るという意味で「ふるさと」、
言わば心の安らぎを感じさせるに十分な作品であると思える。
PV「ふるさと」に写る娘。はすべて卒業して誰ひとりいないが、
しかし、その精神は脈々と現モー娘。メンバーに受け継がれているに相違ない。
|
|
10.人と人 |
| 第二の聖地巡礼の旅でも、また多くの皆様にお世話になりました。
藤○美貴さんの叔父様、叔母様、
そして同行してくれたファン
一日中の運転ご苦労様のTAさん
サッカーにも詳しいKIさん
何から何まで面倒みてくれ、娘。以外にも詳しい物知り博士、TOさん、恐れ入りました。
前回の旅でもそうでしたが、人と人の繋がりの大切さを感じさせる旅でした。
ファンの方の話でも、 「”ヲタもだち”の繋がりが楽しくて止められない」 と耳にする。
ファン同士というだけで、すぐ友達になれる。 不思議であるが考えてみれば当然かもしれない。
なんたって、体は別でも同じ心を持っているのだから!
人間荒廃が叫ばれる現在、このように人と人の繋がりを大切にする行為が 社会を変えて行くのだと確信する。
|
|
★あとがき |
| 一先ず、聖地巡礼の旅も終り、残るは初コンサート・・いつになるのかなぁ。。
|
|
おわり ‖ |
|
|
| 2006.7.3 室蘭に住むあるファン
別名を店長とも言う |
|
|