味の大王なかじま店味の大王なかじま店


 
★---聖地巡礼の旅シリーズ(1)---★
 
 
まえがき
  聖地巡礼、それは宗教的なこと。 キリスト教はエルサレム、イスラム教はメッカ、ヒンズー教はどこ?・・仏教では幾つかあるらしい。
 ここに記すそれは、モーニング娘。率いるハロプロ系ファンの聖地巡礼の旅である。  ファンにとって、それは宗教ではないが、人生の生き甲斐のような存在であり、ファンにとって紛れもなく、聖地巡礼なのだ。
 そもそも、この旅を決意した訳は、モー娘。のメンバーである ”紺○あさ美” さんのお父様が、 我が店に来店していただいたことが大きいし、更に私がファンクラブに入会したことも 大きな要因と言えよう。
1.いざ出発、目指せ聖地へ!
  とき 2006年4月26日 出発当日。  今日は絶好のドライブ日和、春の到来を思わせる晴天であり、ポカポカ温かい。  日頃の行いが良いからかぁ・・それはない(爆) 緊張がにわかに伝わる。
 聖地巡礼ともなれば、身は清潔に、お風呂に入り、散髪、爪を切り、清い肉体であらねばならい。  身は清めたが心をファンの気持ちに・・、ファン歴が浅いため、それなりです(笑)
 目的のお店は札幌に存在し、札幌在住のファンの方、TU氏が宿を提供してくれるとのこと、有難い話しである。
 TU氏とは夕方待ち合わせる予定であり、それに合わせ国道で行くつもりが、 なんだかんだで出遅れ、結局、高速を利用する羽目となった・・出費が痛い(笑)
2.札幌まで
  登別室蘭インターから高速へ入り、快調にクルマをとばす、札幌までの旅は何年ぶりだろう。  店に勤めてから旅らしいものはしていない、気分は踊る。 今日は晴天、雲は西から東へゆっくりと漂う。
 苫小牧付近まで来ると左に樽前山、頂上からすそ野にかけて残雪が・・、まるでプリンのようだ。  まだまだ春は遠いことを感じさせられる。 依然とクルマは快調で他の車も少なく、スピードが上がりがち・・覆面に気をつけないと(冷汗)
 苫小牧を過ぎた頃、左に大きな看板・・「動物注意!」、動物?・・キリンとか、象が出てくるというのかぁ、、 そんな訳ないかぁ(笑) 相当緊張しているようで脳の思考回路が危なくなっているようだ、気をつけないと(汗)
3.札幌到着
  札幌には予定通り17時に着いたのだが、お世話になるTU氏の自宅を探すことに。  場所は聞いていたものの、地理に疎い僕にとって迷路のようで、その辺りにいた女子中学生に聞いてみたり・・変なおじさんと思われたに違いない(笑)
 探すのを諦めて、TU氏にコンビニまで迎えに来てもらうことに。  待つこと10分、徒歩で来たTU氏の姿を見て、不慣れな札幌で彷徨う不安な気持ちが安堵に変わったのは言うまでもない。  TU氏は、何度も来店してくれている常連のなっちファンで、1ヶ月ぶりの再会である。 挨拶を交わし彼のマンションへ。
4.巡礼の前の腹ごしらえと・・
  聖地へ行く前に、街中で夕食の席を用意してくれ、更に、TU氏の友人であるY氏も呼んでいるらしい。  Y氏TU氏の職場の友人、Y氏は別にファンという訳でもないが、 TU氏が「味の○○」に来店する度、いつも一緒、 仲の良い親友である・・TU氏が聞いたら、「止めてください!」って言うだろうが(笑)
 18時過ぎ、マンションを出発、地下鉄で中心街へ向かった・・地下鉄も何十年も乗ってない、切符の買い方も分からない(爆)。  待ち合わせの地下鉄駅に、一際大きな体つき、やや太めのY氏がニコニコと待っていた。 店で見る彼とは違った雰囲気が、 洗練された都会人の感じである、と褒めておきます(笑)褒める理由がそれなりにあるが言えない(謎) TU氏と私だけが知っていること、Yさん、ご苦労様です。
 3人で、「○ちゃん」という、名古屋コーチンが美味しい店へ、スパイスが効いた手羽先が美味しいこと!新しい店舗で出すかなぁ?・・(笑)。  意外にもY氏は酒が飲めない・・聖地はカクテルバー、確実に、 Y氏TU氏に拉致されて連れてこられたのだ、可愛そう(微笑)
 聖地へ挑む前の清めのお酒、酎ハイが美味しかったぁ、お酒の力で緊張が和らいだのだろう、話しが弾む、ドンチャン騒ぎまでいかないが(笑)。  美味しい食事に楽しいお酒で20時を回り、店を出ることになった。
 今の時間ではまだ聖地には・・TU氏の誘いで近くの”○ンキホーテ”へ、 そこは珍しい商品が置かれ、そのビルすべてがマニアックなものである。 室蘭では到底、見るこのができないものばかり、 セーラー服、メイド、チャイナ、アダルトのような・・おじさん好み(笑)、特にチャイナドレスが目を引いた。  新店舗のスタッフにチャイナドレスがいいかも??でも、たぶん、スタッフが着てくれないだろう、自分が着る羽目になるかも・・(キモ)。  半日ぐらい見ていても飽きない商品群・・もう時間が迫っている。
今回の目的は、聖地へ行くことだぁ!
5.よいよい聖地へ
  地下鉄の南北線に乗り、○川駅下車、TU氏に案内されて駅裏口へ、あまりネオンらしきものがない、閑静な住宅街だ。  もう間近に迫る聖地、鼓動が高鳴り、酔った所為でもなく、脈が早くなる。 一歩づつ進むにつれ、ちょっと先にネオンが煌々と輝いたビルがある。 TU氏は、「あそこですよ」 と指差した。 ここがハロプロファンにとっての正しく聖地、 ファンの方から話を聞いていた有名な ”紺○あさ美” さんのお父様が経営しているお店、 ”カクテルバー・ナイトイン紺○” である。
 緊張のあまりタバコを取り出したが・・札幌市は禁煙条例の為罰則ありとTU氏に叱られた(沈) それが意外にも冷静にさせたのであった。
6.カクテルバーへ
  お父様のお顔はもう2回もご来店して頂いていて知っていた為、初対面とは精神的に違っている訳であるが、 やはり、初来店ということである程度の緊張は言うまでもない。  そのビルを見渡し、エレベーターで3階へ、扉が開く、右側の入り口。 3人は常連の客を装いながら、内心はドキドキ状態。
 いざ入店、お父様はカウンターで座っておられた。 真っ先にお父様のところへ、我が店へのご来店のお礼とご訪問のご挨拶をさせていただいた。  お父様は、いつも血色のよい、ハンサムな顔立ちの紳士である。 お会いし挨拶したことで一揆に緊張が解れた・・ホッ。  続けざまに私が製作した室蘭PRビデオを収録したDVDの手作りのプレゼント、それと手紙をお渡しする。 やっと自分としての責任が果たせたような気がした。
 女性スタッフがボックス席に案内してくれ、初めは定番である ”あさ美” というカクテルを注文・・TU氏から教えられていた、気配りは大事です。  シェーカーを振る、小刻みの音が店内に響く、カクテルバーなんて初めて、室蘭にはない(笑)
 作り終えたお父様は、ボックス席に来てくださり、談笑・・気さくなお父様である。  ミネラルウォーターを指差し、見ると”登別の名水”同じ道内出身である ”なっち” に気を使っているのだ、心づかいが嬉しい・・。
 すると1人の背広姿のお客さんが入店、カウンターに座った・・一般のお客さんなのかなぁ、お父様と話している・・、 TU氏お父様、女性スタッフといろいろ話しているうち、拉致されてきたY氏はグーグーと寝だしたのである。  私と会ってからさっきまでペチャクチャと話つづけていたから、疲れた出たのであろう・・それに彼の目的が別にあってそれが不可能になったから止むを得ない(謎)
 また、1人が来店し顔を見たら、味の○○常連のTO氏である。 挨拶を交わしTU氏にも紹介して一緒のボックス席に。  実は、数日前TO氏からメールが来た。 内容は「25、26日あたりに、ナイトインへ行きませんか?」・・ その時既に26日の計画は予定されており、情報が漏れたのか??・・メールの返信は26日に行くと伝えたのである。  TO氏はハロプロ情報通として知られているファンである。 26日の件を知っているとは・・恐るべし、  しかしTO氏に聞いて見ると、偶然だったことが分かって、なんかぁ、ホッとした(笑)
 カクテルの ”あさ美” を飲み干したので、次に ”なっち” です!・・出てきたのは、イチゴ、オレンジに飾られ、おまけに傘のミニチュアがのった 豪勢なカクテル、なっちファンとしたら感動ものです!! いや、嬉しかったですね〜、お父様ありがとうございます。  ほんのり甘酸っぱく、美味しいカクテル、お酒が好きになりそう・・。 相変わらず、Y氏はグゥーカァピィーと、イビキまでかいて(笑)
7.娘を思う父親
  お父様がまたボックスへ、我が店のことなど話題になった。  お父様が2回もご来店していただいたが、その都度、お父様をファンの方が案内してくれていた。
 その1人のファンの方O氏は身障者である。 彼は我が店に何度も来てくれており以前、彼はこんなことを言っていた。  「僕は生まれながらの難病で、外へ出るのも辛かったけど ”モー娘。” と出会った切欠で、生き生きとして全国を飛び周っています、気持ちを開くことが出来て嬉しいと・・」 そのことをお父様に話したところ、「そうだですか」と感慨深く、頷いておられました。  やはり自分の娘がファンの方を幸せにしているのだ、という実感したに違いない。
 その後、お父様は、今日買ってきたという ”あさ美” さんの○○○を見せてくれた。 ハワイで撮った○○、進むにつれて、水着姿、突然、お父様は「また次の機会に」と 止めてしまった・・娘の親として、人前で我が娘の肌を見せるには偲びなかったのでしょう、父親の心情を垣間見た気がした。
8.ファンの浅深
  また1人のお客さんが来店した、その顔に僅かな見覚えが・・、カウンターに座った。  お父様はそのお客さんに話かける「・・○○のマスターだよ」、僅かに聞こえた私はカウンターに歩み寄り、そのお客さんにというかそのファンに挨拶した。  彼は帯広方面にいたとき、わざわざ食べに来てくれたファンである。 ここで再会できて嬉しかったし、はずみで初めに入店していた背広服姿のお客さんもファンだということが分かった・・今日はファンで貸切です!(笑)
 話題は当然、ハロプロのことで情報通のTO氏の独壇場さながら、彼のファン歴はハロプロ草創期から始まる。 ”中澤ゆう”ちゃんの卒業式や、ラストプレゼントのロケを 見守った、数少ないファンなのである。 更に、コンサートだとか、いろいろな情報・・凄い、ファンに成りたての私にとっては分からないことだらけ(汗)  TO氏を師匠と呼ばずして誰を師匠と呼べるのかぁ・・、Y氏は今度はソファーで横になりはじめた、幸せそうな顔(笑)
9.悲しい閉店時間
  楽しい一時は一瞬で、もう夜中の12時を周りカクテルで酔いが回っている。
 お父様は 「何か飲みます?」と、 どれにするか迷っていると・・グラスに白い牛乳のようなもの、
 お父様は 「”あさみん”」ですよとニコニコと、ヨーグルト入りです。
 これにも感激です! ”あさみん”のカクテルも用意してくれてたんですね〜お礼に、こんちゃんラーメンも作りたいぃ(願)
 もう・・深夜2時、閉店時間が来てしまったが、Y氏は深い眠りの中だったが残して帰る訳にもいかず(笑)  お父様と女性スタッフに見送られてエレベーターで・・・、楽しい一時をありがとうございます。  2人のファンの方、TO氏と再会を誓い、Y氏は眠たそう、タクシーに乗り込みTU氏のマンションへ。
10.室蘭へ
  朝、TU氏のマンション、意外にも朝食を頂いた。
 TU氏は午後から仕事らしい、仕事へ行くまでいろいろなお話しを・・、
 彼の年齢は40代、ファンとしては若い方ではなく、 コンサートへ行くと、年を気にすることも多いという、でも、なっちに会いたいからと言い切る。  凄く、純粋な方である。 まして、 ”なっち” 縁の○○の店長だからといって自宅に泊めさせてくれるのだから、 これも ”なっち” が縁で出会った繋がり、大事にしたい。
 清々しい気持ちで、TU氏のマンションを後にして、室蘭へ・・・。
あとがき
  巡礼の旅を終え、先ず、 ”紺○あさ美” さんのお父様にお礼を述べたい、
「いろいろありがとうございました」
 そして宿泊させていただき、いろいろ気を使ってもらったTUさん、お世話になりました。
 食って喋って寝てただけのYさん、謎ですが、ごめんなさいね、
 わざわざ来ていただいたTOさん、貴重なお話し、ありがとうございました、あと同席のお二人のファンの方・・、
 今回の巡礼の旅が大成功に終えられたのは、皆様のお陰です。 そもそも ”なっち” が縁で皆様と知れ合え、自らファンとなり、こんな経験が出来て嬉しく思います。
 帰還した数日後、 ”紺○あさ美” さんが卒業される報道。 既にお父様は、そのことを知っていた訳で、複雑な心境だったに違いない・・
 次は今月、第二の聖地へ・・・。

 よくファンの方をヲタと呼んだり呼ばれたりする。
 私はその言葉が好きではないし、使いたくない。
 なぜなら語源が”オタク”で人を蔑んだ言葉だから。
 でも最近は、その意味合いは蔑んだようなイメージはなくなりつつある。
 オタク、言うなれば、マニアックと同じような意味合いであるが、
 マニアックは、大いに結構、歓迎です。
 それに自分がマニアックであることは言うまでもない(爆)
 自分らしい人生とは、大好きなことを生き生きと成し遂げることだと感ずる。
更に、他人をも幸せにするマニアックだと、もう言うことはないだろう。
おわり    ‖
 
 2006.6.9
   室蘭に住むあるファン
      別名を店長とも言う