味の大王なかじま店味の大王なかじま店


あさみんの日

――― 「5・11 あさみんの日」 ―――



2003年
5月11日(日)
 晴れ
 AM 11:00
 PM 12:30

 PM 1:30





 PM 2:00







 PM 2:30







 PM 3:00










       時の空間を遮る偶然は、あたかも必然の如く起こってゆく・・。

 ホテルサンルートから9人の来客のTELあり、  予約は受け付けられないと伝えると、了解とのこと。
 日曜日とあって、家族連れ、グループ客で多少の賑わいをみせていた。

 一段落したころ、見知らぬ二人のお客さんが店内に・・、 いらっしゃませ”忙しく麺を上げながら目を入口へやると、 ニコニコした女の子が店内を覗き込んでいる・・、 ”なっち??・・そんな訳が・・あさみ?”麻美ちゃんだと確信した。
麻美ちゃんの後から数人のお客さんが・・ホテルからのTELは麻美ちゃんとスタッフだと分った。
 その一団はカウンターと小上り席の二つに分かれ、 麻美ちゃんは僕の正面のカウンターに、ラッキー!・・・・僕はもうヲタでした(笑)

 僕はラーメン作りをしながら、”麻美さん、忙しいでしょ?”と聞くと、 ”そうでもないです”と恥ずかしそうに答えてくれた。
もっとゆっくり、話しをしたいのにラーメンを作らなければならない・・辛い〜、 その時ばかりは、お客さんが入らないでくれっ!て念じてましたね、 とても商売人が言う言葉とは思えませんね(笑)<僕

 麻美ちゃんをはじめ、スタッフ全員、カレーラーメンを注文、 一度には作れないため、2回に分けて作ったが、結果的には2回に分けたお陰で 店内にいた時間が長くなった。ラーメン作りの合間に麻美ちゃんと 話しができた・・感動で細かく震える唇・・。



”なんの仕事でふるさとへ・・?”、”雑誌の撮影で・・”
”お父さんに会ってきた?”、”いいえ、まだです”
”しばらくお父さんにご無沙汰してるから宜しく伝えてね”、”はい”
”僕が麻美ちゃんのことを覚えているのは、6年ぐらい前になるね・・、 ちょうど、小学校を卒業して中学に上がる春休み、 食べ終わって帰る時、ポップキャンディーを手渡したら、嬉しそうに 「ありがとうございます」ってお礼を言ってくれたもんね”・・・。



 こんな極ありふれた会話であったが、時は足早に過ぎ去り、 時刻は午後3時近くを指していた、
帰り際に、”カレーラーメン、辛くなかった?”って麻美ちゃんに聞くと、
”とっても美味しかったです”・・
6年前、辛くて食べれなかった、麻美さん、 今、トルコ桔梗の可憐さを感じさせる可愛い女性に成長していた・・・。

 我が味の大王なかじま店は、安倍麻美さんとスタッフの来店を記念して、 5月11日を ”あさみんの日”と定めました、
ただ、この”あさみんの日”は、 当店のみに適用されますので世間の祭日とは異なります、 皆さんのお仕事は、お休みにはなりません(笑)